手動工具、電動工具、測定工具などを製造する前田金属工業株式会社殿(本社:大阪市内)。これまで本社工場と富田林工場(富田林市内)の2つの工場で各種製品を生産していましたが、この度2工場の検査、組立、包装、保管、出荷機能を集約した河内長野工場(河内長野市内)を新設し2012年6月から本稼動致しました。製品保管の省スペース化を図るとともに、組立工程への部品供給の自動化を図り生産性向上を実現、国内でのものづくり基盤を強化しました。
従来の工場では、部品保管しているバケット数は約4000バケット、製品保管用パレットは400パレットを平置き保管しており、人手でのピッキング作業をおこなっていました。
【夜間の設備有効活用により省人化】
バケット保管倉庫のピッキング間口は、棚から安全に直接ピッキングできるシステムを製作。
200間口のピッキング間口には、A管理品を配置することで、設備の動作回数低減、ピッキング処理時間短縮を実現しています。
安全対策には電動の横移動式シャッターを採用し、安全性確保しました。※特許申請中
設備
・パレット式自動倉庫システム 380棚
・バケット式自動倉庫システム 5000棚
ピンキング棚 200間口 横出しステーション10か所
・在庫管理機 SICS 1式